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【これでOK】民泊無人運用おさらい!ICT機器・タブレット端末でのチェックインの流れとは?!

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民泊無人運用おさらい!ICT機器タブレット端末でのチェックインの流れとは?!

2018年6月15日に改正された旅館業法で、

フロントスタッフを常駐させない形での無人施設運営に関しては、

ICT機器でフロントの代用ができる環境

があれば無人運営が出来るようになりました。

とはいっても、民泊・施設運営をまさに始められる方で

ICT機器ってなに?宿泊台帳はどう取るの?

と思われている方も多いと思います。

そこで今回は無人チェックインシステムについてひと通り理解できるように、

 

無人チェックインシステムについて
  1. 民泊・旅館運営にICT端末での無人チェックインはOKなの?そもそもICT端末って?
  2. 無人チェックインの流れ・どのくらいのコスト(初期・月額)がかかるの?
  3. 端末の種類は?どんな製品があるの?

の疑問が解消できるよう、流れにそってご紹介してまいります!

また、本記事は、民泊・旅館運営を考えており、

  • 簡易宿泊所(民泊含む)を運営していて無人運営を行いたい
  • 無人チェックインシステムについて知りたい

ひとに参考になれば幸いです!

 

❶民泊・旅館運営にICT端末での無人チェックインはOKなの?そもそもICT端末って?

結論、OKです。

2018年6月15日に改正された旅館業法上で、ICT機器などによる適切な設備があれば無人運営は認められております。

宿泊者の安全や利便性の確保のため、

①緊急時の対応ができること。

②宿泊者の本人確認や出入りの確認ができること。

③鍵の受け渡し等を適切に行うことができること、

といった通知でお示しした設備を備えれば、旅館・ホテルの施設内に職員等を常駐させないことも可能です。

引用元:旅館業法に関するFAQ

(上記引用は、令和元年7月26日記載のもの)

筆者自身も、最もホテル旅館・民泊の開業に対して厳しいエリアと言われている京都で、開発中の宿泊施設(旅館業取得)があります。

数室単位の小規模施設の為、利回りを上げる為には経費を最小限にする必要があり、

一番経費がかかる人件費を削減しての運営が出来れば望ましい。。

その為、

施設スタッフの常駐を無しにして、チェックインにおいても対面ではなく、IOT端末を使用して行えたら、、

と思い保健所にお電話・直接訪問で掛け合いましたら条件付きで許可を頂けた経験がございます。

行政・保健所への確認の結果、

  • ICT端末を使用し、必要情報(宿泊台帳記載項目)を得られる場合
  • ゲストがチェックインを忘れない仕組みはあるか?
  • 施設の24H体制の管理監督が出来ている環境

があればOKとのことでした!

とはいえ、実際のチェックイン端末の仕様(使い方)、

実際にゲストが施設へ入室するまでの流れを保健所(環境衛生課等々)へプレゼンする必要があります。

今では色々な企業から民泊・旅館用のチェックインタブレット端末が出ておりますが、特に

  1. チェックイン漏れを防ぐ機能はあるのか
    (例:未チェックインだとアラートが鳴る、など)、
  2. 入室時に、正確な人数と予約者と現地にいる本人の整合性はどのように確認するのか
    (例:セーフィーで24時間監視)

に関しての説明を求められますが、

上記を確認出来次第、許可頂けることになりました。

また無人で運営する為、ICT機器とは関係ありませんが、

緊急時の駆け付け要件(ゲストからの要請に基づいて施設現場まで行くことができるか)

も求められ、現地エリアに運営者が居住してない場合などは、

近隣業者への代行管理や警備会社と提携を行い基本的に24H体制で管理監督していく必要があります。

施設の24H体制の管理監督が出来ている環境の基本として、防犯カメラの設置義務があります。

詳しくは、下記に防犯カメラ設置の条件をまとめておりますので参考にしてみてくださいませ。

ちなみに、【防犯カメラ設置110番】様ですと、本体代・設置費込みで89,800円で施工頂けますので格安。


【防犯カメラ設置110番】公式ページ

❷無人チェックインの流れ・端末の種類は?

無人チェックインの流れ

次に無人チェックインの流れについてです。

動画で流れをひと通り見て頂いた方がわかりやすいと思うので、こちらをご覧ください。

出典元:あんしんステイIOT

※動画は有人施設ですが、、笑

順を追うとこのように進んでいきます。

  1. ゲストがタブレットを通して宿泊台帳の記入を行う(住所・氏名・連絡先)
  2. ゲストがタブレットを通じコールセンターへ連絡
  3. コールセンタースタッフが動画を通して、本人確認・パスポート記載情報の確認・受領(外国国籍の方のみ対象)・ゲスト記載の情報の確認
  4. 本人確認が終了したら、スマートロックの鍵番号が発行される

 

これが一般的なチェックインの流れです。

物件・エリアによっては、初めから室内にチェックインのためのタブレット端末を置いて室内チェックインも可能です。

※その場合は、事前に予約完了メールでゲスト様へスマートロック番号の共有が必要ですね。

 

この流れでチェックインをゲストの人数分行います。かかる時間は1人につき、3分程。

外国国籍の方の場合、パスポートの取得が必要なので、もう少し時間がかかります。

続いて、このチェックインシステム導入にあたる費用をご紹介します。

 

料金体系(あんしんステイIOTの場合)

出典元:あんしんステイIOT 料金シミュレーター

参考までに、楽天コミュニケーションズ様のあんしんIOTだと、

1施設あたりの月額費用

  • タブレットレンタル料 1,800円
  • 機器保守 500円
  • 管理ツール費 1,000円
  • サービス料 1,500円

の合計、4,800円です。

下記にご紹介する別の企業様でも、4,000~5,000円/台ほどのランニングコストに落ち着いています。

項目の説明を簡単におこなうと、

なお、タブレットレンタル料は、指定のタブレット本体を購入する場合は月額料金はかかりませんです。本体購入代金は54,000円です。

機器保守は希望制で、断ることもできます。(定期メンテナンス費用ですね)

管理ツール費がオペレーター側のPCに発行するアカウント料(管理画面発行)で必須項目です。

サービス料がそもそものあんしんステイIOTの利用料です。

 

色々項目はございましたが、人件費を支払うよりかははるかに格安ですね。

 

(参考)スマートロックとの連動も可能

ゲスト入退出ごとに、暗証番号の変更も可能です。

その場合、別途『ゲートウェイ』と呼ばれる通信端末※を室内に設置することで、

※わかりやすく言うと、タブレット端末とスマートロックを連動させる機械です。

このゲートウェイによって、スマートロックとあんしんステイIOTが連動し、鍵の暗証番号をゲストごとに設定することができます。

※一律同じ暗証番号を使用するのでであれば、『ゲートウェイ』は不要です。

スマートロック本体に関しては、

楽天コミュニケーションズ社の推奨する美和製のスマートロック(PiACK2)でも、他社製でも連動は可能です。

設置方法・場所

次に設置方法・場所なのですが、

ドア付近の雨が当たらない位置に壁付け固定する方法か、

(例:例えば、インターフォンのある位置)

複数棟の一括運用管理の場合や立地が広い場所だと、

イナバの物置のような管理人室を置いてその中に設置したりもします。

行政確認が取れた物件によっては室内にチェックインシステムを置く方法でも大丈夫です。

(その場合は、上にも書きましたが、事前に予約確定メールにて鍵番号をゲストに共有し、ゲストが室内に入室後、ゲストがチェックインを忘れないように確実にチェックインシステムを起動するフローを作る必要があります。チェックインを行わないと旅館業法違反になるので、注意です。)

 

タブレット端末設置時に気をつけること

・盗難対策

屋外や室内でもタブレット端末を置く場合、ゲストに盗難されないように壁に固定したり、ワイヤーなどで取っていって行かれないようにする必要があります。

※実際持っていかれたところでチェックイン以外の機能はシステムでガードされており、使用できないのですが。。

・電源の確保

常に電源を入れておく必要があるので、屋外に置く場合、電源の確保が必要です。

また、室内に置く場合も電気配線(コンセントでOK)が必要です。

・高温・防雨対策

屋外設置の場合は、高音の地帯は日除け、雨を防ぐ雨除けカバーなどが必要です。

 

❸端末の種類は?どんな製品があるの?

実際の民泊用タブレット端末のIOTプロダクトをご紹介します。

あくまで一例で様々な企業がタブレット端末をリリースしています。

実際の詳細は各企業様へお問い合わせくださいませ。

 

①MinpakuIN(xxx株式会社)

4カ国語(日本語、英語、中国語)にも対応。提携スマートロックとの連携で、ドアの施錠・解錠の履歴管理が可能。

コールセンター(オプション)で、24時間本人確認も可能。宿泊料金の内訳管理、清掃管理、セルフチェックイン対応、宿泊料金徴収など、宿泊事業管理に必要なあらゆる機能を実装。

2016年8月のサービス開始から現時点で1000戸を突破。

引用元:https://renoful.jp/minpakuin/index.html

《料金体系》
  • 初期費用(導入):50,000円~
  • 月額:5,000円~

詳細:

  1. 一棟プラン
    初期導入費用100,000円
    月額基本料金5,000円+部屋数×3,000円
  2. 区分プラン(マンション内の一室など)
    初期導入費用50,000円
    月額基本料金5,000円
  3. 戸建プラン
    初期導入費用100,000円
    月額基本料金10,000円

 

★オプション料金(オペレーター対応)

<一部屋>
月額基本料金5,000円

<二室以上>
月額基本料金3,000円×部屋数

 

②あんしんステイIOT(楽天コミュニケーションズ株式会社)

出典元:あんしんステイIOT 料金シミュレーター

上にも記載した楽天コミュニケーションズのあんしんステイIOTです。

月額4,800円〜から無人運営ができます。

引用元:https://comm.rakuten.co.jp/houjin/stay/

 

③ABCチェックイン(株式会社チャプターエイト)

引用元:https://www1.airbuyandcheck.com/checkin/

《料金体系》月額2,980円〜/室

第3勢力だったABCチェックインですが、

❶のMinpakuINのxxx(エイジィ)株式会社が2019年に本会社を買収しております。

HPは分かれていますが、今後は統一されていくと思います。

 

まとめ

無人チェックインシステムについて
  1. 民泊・旅館運営にICT端末での無人チェックインはOKなの?そもそもICT端末って?
  2. 無人チェックインの流れ・どのくらいのコスト(初期・月額)がかかるの?
  3. 端末の種類は?どんな製品があるの?

今回は、宿泊施設の無人運営に切っても切れないチェックインシステム・タブレット端末について流れをご説明いたしました!

これから宿泊施設を無人で運営されたい方の参考になれば幸いです!