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主要カンバン式ToDo管理ツール比較:初心者向け徹底解説
はじめに
日々の「やること」を整理するためのToDo管理ツールは、仕事だけでなく家庭でも活用されています。中でもカンバン方式(ボード上でカードを動かして管理する方法)は、視覚的に進捗を把握できる便利な手法です。例えばボードに「これからやる」「作業中」「完了」といった欄を作り、付箋のようなカードを動かすことで作業状況を一目で確認できます。ITに詳しくない初心者の方でも、紙の付箋を貼り替えるイメージで直感的に扱えるのが魅力です。
本記事では、Trello、Notion、Todoist、Asana、ClickUp、Microsoft To Do といった主要なカンバン式ToDo管理ツールについて、以下のポイントから比較します:
- 使いやすさ(IT初心者でも直感的に使えるか)
- デザインや視認性(画面の見やすさ・分かりやすさ)
- 機能の豊富さ(リマインダー、サブタスク、タグ、他サービス連携など)
- 無料プランでできること(使える機能や制限事項)
- スマホアプリの使いやすさ(携帯端末での操作感)
- 日本語対応(インターフェースやサポートが日本語化されているか)
初心者にも親しみやすい言葉で、各ツールの特徴と違いを丁寧に解説していきます。まずは全体の比較表で概要を掴み、その後に各ツールの詳細を見ていきましょう。
主要ツールの比較一覧
各ツールの特徴を一目で比較できるよう、重要ポイントを表にまとめました。
| ツール | 使いやすさ ★☆☆☆☆(初心者向け度) | デザイン・視認性 | 機能の充実度 | 無料プランの範囲・制限 | スマホアプリ | 日本語対応 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Trello | ★★★★☆ – ボード上でドラッグ&ドロップするだけの直感操作。初心者でも付箋感覚で扱いやすい。 | 視覚的なカード表示。背景やカードに色付けでき、進捗がひと目で分かる。 | ★★★☆☆ – カンバンボード+基本的なタスク機能は網羅。チェックリスト(小タスク)無制限。Power-Upでカレンダー連携や自動化も追加可能。 | ボード最大10個、メンバー10人まで参加可能。添付ファイルは1ファイル10MBまで。 | ○(iOS/Android対応。ボードをスワイプで操作可能) | UIは完全日本語対応。ヘルプも日本語あり。ただし公式サポートは英語中心。 |
| Notion | ★★☆☆☆ – 自由度が高い分、初心者には設定にやや工夫が必要。テンプレートを使えば比較的簡単に始められる。 | シンプルな白ベース。自分でレイアウトをカスタマイズ可能。カンバン・リスト・カレンダーなど表示切替が柔軟。 | ★★★★★ – メモやデータベースも統合したオールインワン。カンバン・カレンダー・表ビュー等でタスク管理。リマインダー機能あり。他サービス埋め込みやデータベース連携など機能豊富。 | 個人利用ならページ数無制限で無料。ファイルアップロードは5MBまで。ゲスト権限で5人まで共有可能。 | △(iOS/Android対応。閲覧は可能だがオフライン不可で、モバイル編集はやや重い) | UIは完全日本語対応。公式ヘルプも順次日本語化。日本語サポートあり(メール問い合わせ可能)。 |
| Todoist | ★★★★★ – シンプルなリスト形式で入力も直感的。タスク名に「明日10時会議」のように自然文を入れると日時を自動認識(日本語対応)。初心者にとって取っつきやすい。 | ミニマルなリストデザインで視認性良好。最近はボード表示にも対応し、カード型でも一覧可能。 | ★★★★☆ – プロジェクト・ラベル(タグ)・フィルター機能で整理柔軟。期日のリマインダーや繰り返しタスク、他サービス(Googleカレンダー等)との連携も可能。AIアシスタントによる提案機能も(有料)。 | プロジェクト作成は最大5件まで(無料版)。ラベル・フィルター機能、リマインダー通知は有料プランのみ。 | ◎(iOS/Android対応。オフラインでもタスク追加・完了可能。通知機能も充実) | UIは日本語対応。自然言語入力も日本語で可能だが精度はまだ改善の余地あり。サポート窓口は英語だが、日本語のヘルプページやコミュニティ情報が豊富。 |
| Asana | ★★★☆☆ – リスト形式とカンバン形式を切替可能で、好みの方法で管理できる。 初心者はまずリストビューから使い始め、慣れたらボードに移行するなど段階的に習得しやすいでしょう。 | スタイリッシュで洗練されたUI。タスク完了時にユニコーンなどのアニメーション演出が出る遊び心も。全体的に情報量は多いが見やすく整理されている。 | ★★★★☆ – タスクの担当者設定、締め切り、コメントや添付ファイルなど基本機能が充実。プロジェクトを多彩なビュー(リスト、ボード、カレンダー、ガントチャート)で管理可能。他ツールとの連携も豊富(Slack通知やGoogleカレンダー同期等)。 | 無料プランでは15人までのメンバーと無制限のタスク・プロジェクトが利用可能(小規模チーム向け)。ただしタイムライン(ガントチャート)やカスタムフィールドなど一部高度な機能は有料。 | ○(iOS/Android対応。基本的なタスク確認・追加は可能。ただしPC版とはレイアウトが異なり、一部操作はPCの方がしやすいとの声も。) | UIは完全日本語対応。公式サイト・ヘルプも日本語で提供。日本語サポートも充実しており、国内ユーザーコミュニティも活発。 |
| ClickUp | ★★☆☆☆ – 非常に多機能なため学習コストが高め。最初は「できることが多すぎて何から手を付ければ良いか迷う」かもしれません。英語ベースのUIで情報量も多く、慣れるまで戸惑いやすいです。初心者には機能を絞って段階的に使う工夫が必要でしょう。 | モダンでカスタマイズ自在なデザイン。ただ項目が多く、初期状態では画面がやや複雑に感じる場合も。自分に必要なビューだけ表示する設定も可能。 | ★★★★★ – タスク管理だけでなくドキュメント、チャット、ホワイトボード、目標管理などオールインワンの機能群。タスクもリスト、カンバン、ガントチャート等 35種類以上のビュー で表示できる柔軟性。自動化やAIアシスタントも搭載と機能は群を抜いて豊富です。 | Freeプラン(無料版)でもタスク数無制限で開始できます。ただしストレージ容量100MB、ガントチャートや自動化機能に一部制限あり。本格的にチームで使うなら有料プラン検討がおすすめ。 | △(iOS/Android対応。一通りの操作は可能だが、PC版に比べ機能が限定される傾向あり。アプリ評価も「重い」「使いにくい」との声があり、改善中。) | UIの日本語化は一部対応。メニューや設定画面は基本英語のままで、英語が苦手な人にはハードル。ブラウザの翻訳機能で代用可能だが、完全な日本語環境ではありません。公式サポートも現状英語対応になります。 |
| Microsoft To Do | ★★★★★ – シンプルで迷わない操作性。Windowsパソコンやスマホに標準搭載されている場合も多く、初めての人でもすぐに使いこなせるでしょう。タスク入力してチェックを入れるだけの直感仕様。 | 無駄を省いたシンプルな画面デザイン。今日や今後の予定がカテゴリ分けされ一目で把握できます。必要最低限に絞った表示で見やすいです。 | ★★☆☆☆ – 基本的なToDoリスト機能に特化。期限の通知(リマインダー)や繰り返しタスク、サブタスク(チェックリスト)など必要十分な機能は備えています。Outlook予定表や他のMicrosoftサービスと連携して活用することも可能です。ただプロジェクト管理のような高度な機能はありません。 | 完全無料で全機能が利用可能。アカウント登録(Microsoftアカウント)さえすれば追加課金なしで使えます。無料ゆえの大きな制限も特になく、個人利用はもちろんチームで共有リストを作ることも可能です。 | ◎(iOS/Android/Windowsアプリあり。PCとスマホで自動同期し、外出先でもタスク確認・追加がスムーズ。オフラインでも編集でき、次回接続時に同期されます。) | UIはMicrosoft製品らしく日本語OSに合わせ自動表示。公式サポートも日本マイクロソフト経由で受けられる安心感があります。 |
※★の数は筆者判断の初心者向け度合いです(★が多いほど簡単)。
上記の表から、それぞれのツールに得意・不得意があることが分かります。次章では、各ツールについてさらに詳しく特徴を解説し、初心者にとってのポイントを見ていきましょう。
Trello(トレロ) – シンプルなカンバンで直感操作
Trelloはカンバン方式の代表格とも言えるツールです。カード(タスク)をボード上でドラッグ&ドロップする直感的な操作性が最大の特徴で、ITに不慣れな方でも迷わず使えます。まるでホワイトボードに付箋を貼り替えるような感覚で、「やること(To Do)」「進行中(Doing)」「完了(Done)」といったリスト間をカードを動かすだけで進捗管理できます。視覚的にタスクの状態を把握できるため、「今何をすべきか」をひと目で確認できるでしょう。
デザイン面でも、各カードに色付きの**ラベル(タグ)**を付けたり、ボードごとに背景画像を設定したりできるため、自分好みの見やすいレイアウトにカスタマイズ可能です。シンプルながら必要な情報が一覧性高く表示されるので、視認性も良好です。
機能面では、基本は「ボード」「リスト」「カード」というシンプルな構造ですが、カード内に期限日や担当者、コメント、添付ファイルを追加できるほか、チェックリスト機能で細かい作業(サブタスク)をリスト化することもできます。さらに拡張機能のPower-Upを使えば、Googleカレンダーで期限を可視化したり、Slackと連携して通知を受けたりと機能を後から追加可能です。自動化ボットの「Butler」による定型作業の自動処理など、応用すれば高度な使い方もできます。
無料プランでも個人用途なら十分な範囲で使えます。ボードは最大10個まで作成可能で、1つのワークスペース(チーム)に招待できるメンバーは10人までという制限があります。カード数自体は無制限に追加できるため、小規模な利用であれば困ることはないでしょう。添付ファイルは1ファイルあたり10MBまでという上限がありますが、テキスト中心のタスク管理であれば問題ありません。※なお、有料プランにすればボード数無制限やファイル上限拡大など制限が緩和されます。
スマホアプリも用意されており、外出先からでも手軽にボードを確認・編集できます。スマホでは画面が小さいため一覧性は多少落ちますが、左右にスワイプしてリストを切り替え、カードを長押しでドラッグするといった直感操作はPC同様に可能です。
日本語対応について、Trelloはインターフェースがきちんと日本語化されています。メニューやボタンも日本語表記のため、英語が苦手な方でも安心です。また日本人ユーザー向けの公式ドキュメントやコミュニティも存在し、使い方情報を日本語で得ることができます。ただし、2025年以降は無料ユーザー向けの公式サポート対応が英語中心(日本語サポート窓口は終了)となっている点には留意しましょう。もっとも、基本的な使い方であれば困ることは少ないはずです。
総じてTrelloは「とにかく簡単にタスクを可視化したい」初心者にうってつけのツールです。細かな機能よりもシンプルさを優先しており、チームでの共有から個人の予定管理まで幅広く活用できます。「まずはカンバン方式を試してみたい」という方は、ぜひTrelloから始めてみてください。
Notion(ノーション) – 自由度最強のオールインワン
Notionは一風変わったアプローチのツールで、ToDo管理専用というよりメモ・データベース・Wikiなど何でも一本化できるオールインワンの情報管理プラットフォームです。その中の機能の一つとしてタスク管理も行える、という位置付けになります。まさに「自分好みのタスク管理環境をゼロから作れる」ことが最大の魅力です。
使いこなせば強力なNotionですが、使いやすさの面では初心者だと最初少し戸惑うかもしれません。なぜなら、Notionは白紙のページから自分で項目を作り、レイアウトを構築していくスタイルだからです。テンプレートやサンプルも用意されていますが、自由度が高い分「どこまで設定すれば良いの?」と迷いやすい側面があります。ただし逆に言えば、テンプレートを活用すれば難しい設定なしにすぐ実用を開始できます。公式が提供する「タスク管理ボード」のテンプレートを読み込めば、Trelloのようなカンバンボードもすぐ作れますし、必要に応じて項目を足したり消したりも自由自在です。
デザインは極めてシンプルで洗練されています。余計なメニューがなく、基本は真っ白なページに好きなブロック(テキストやチェックボックス、画像埋め込みなど)を配置するだけです。そのため視認性も良く、自分でレイアウトを工夫すれば非常に見やすい「ダッシュボード」を作ることもできます。タスクを管理するデータベースは、ボードビュー(カンバン)・リストビュー・カレンダービュー・表(スプレッドシート)ビューなど複数の見せ方に切り替え可能です。1つのタスクを様々な角度から眺められるのはNotionならではの柔軟さと言えます。
機能面では、タスク管理特化のツールに比べ標準状態では劣る部分もありますが、工夫次第で補えます。例えばリマインダー機能もあり、日時を指定して通知を出すことが可能です(コメントで@reminderを設定)。ただし繰り返しの自動リマインドや、期日超過の自動通知などはないため、自力で管理が必要です。。また、サブタスクに当たる機能も一応チェックリストブロックや別データベースで実装できますが、他の専用ツールのように階層的なタスク管理が簡単にできるわけではありません。このように標準では弱い部分もありますが、逆に「ここが足りない」と感じればユーザー自身がワークスペースを工夫して補えるのがNotionの真骨頂です。実際、タスクとプロジェクトのリレーションを張って簡易ガントチャート的に使ったり、習慣トラッカーを組み込んだりと、発想次第で何でも実現できます。
無料プランに関しては、個人利用であればほぼ全機能を制限なく使えます。かつてブロック数(入力できる要素数)に上限がありましたが現在は撤廃され、ページ数無限大にメモやタスクを追加可能です。ファイル添付だけ1ファイルあたり5MBまでのサイズ制限があります。他ユーザーとの共有は、ゲストとしてなら5人まで無料招待できます。これらの制限は一般的な使い方であれば気にならないレベルでしょう。※チームで本格利用する場合は有料プラン(メンバー数無制限や権限管理機能付き)がありますが、個人の範囲なら無料で十分です。
スマホアプリも提供されていますが、Notionの場合はPCでの操作が主体になるかもしれません。スマホからでもノートを読んだり簡単なチェックを入れたりはできますが、ネット接続がないとページが開けない(オフライン非対応)点や、モバイルではページの編集がやや重い点がネックです。出先で思いついたタスクをメモする程度なら問題ありませんが、がっつりとページを作り込む作業はPCの方が快適でしょう。
日本語対応については、2021年10月に公式で日本語版がリリースされており、現在ではUIのほぼ全てが日本語化されています。メニューやボタン、ヘルプガイドも日本語で利用可能です。さらにNotion社は日本市場に力を入れており、日本語コミュニティの運営や日本独自機能の追加も行っています。日本語でサポート問い合わせもできるため、言語の壁を心配する必要はほとんどありません。
総合すると、Notionは「タスク管理だけでなく、ノートやデータもひとまとめに管理したい」「自分なりにカスタマイズして使いたい」という意欲のある初心者に向いています。逆に「テンプレート通りでいいから手早くタスクだけ管理したい」という場合は、ここまでの自由度は不要かもしれません。Notionはツールというより平台に近いので、自分で作り上げる楽しさと引き換えに最初の習熟は必要です。しかし一度ハマれば、タスクだけでなく情報整理全般に威力を発揮する頼もしい相棒になるでしょう。
Todoist(トゥドゥイスト) – シンプル&高機能な定番タスク管理
Todoistは全世界で数千万ユーザーが利用している人気のToDoアプリです。もともとはシンプルなチェックリスト型のタスク管理ツールとしてスタートしましたが、現在ではカンバンボード表示にも対応しており、リスト形式・カード形式どちらでもタスクを管理できます。初心者におすすめされることも多く、その理由はまず使いやすさにあります。
基本的な使い方は「受信トレイ」などリストにタスクをどんどん追加し、完了したらチェックを入れるだけ。UIも極力シンプルに設計されており、初めてでも迷うことがほとんどありません。特徴的なのは、タスク名に日時を含めると自動で期限を設定してくれる自然言語入力です。例えば「明日 10時 会議」とタスクを追加すると翌日の10時に期限がセットされます(日本語にも対応していますが、認識精度は英語ほど完璧ではないようです)。細かい操作をしなくても予定を登録できるので、「とりあえず思いついたことをどんどん放り込む」というメモ代わりの使い方にも適しています。
デザインも洗練されており、白を基調としたミニマルな画面に必要事項だけが表示されます。プロジェクト(カテゴリ)や優先度に応じてタスクに色ラベルが付くため、パッと見で重要なものが分かる工夫もなされています。またボタン類も直感的で、「+」を押せばタスク追加、「…」から編集メニュー、などシンプルです。昨今のアップデートでKanbanボード表示も可能になったため、「進行状況をカードで把握したい」という時はプロジェクト設定をボードに切り替えればTrello風の画面になります。リストとボードを自由に使い分けられる点で視認性・柔軟性に優れています。
機能面では、一見シンプルながら実は多彩です。タスクには期日だけでなく繰り返し設定をつけて毎週・毎月のルーチンタスクを自動生成できますし、サブタスクを親タスクの下に作って階層化もできます(1段階のネストに留まりますが)。タグ付けに相当するラベル機能や、特定条件のタスクだけを抽出するフィルター機能もあり、プロジェクトの枠を超えて「今日期限のもの」「仕事関係の優先タスク」などを一覧できます。またGoogleカレンダーと同期して予定を双方向で連携したり、他のアプリ(SlackやEvernote等)と連携する仕組みも用意されています。有料プランではメールやプッシュによるリマインダー通知機能や、AIアシスタントによるタスク提案機能も利用可能です。
無料プランの制限については、いくつか注意点があります。まずプロジェクト(リスト)作成は最大5件までという上限があります。仕事・プライベート・買い物リスト…と使っていくとすぐ5を超えてしまうかもしれませんが、プロジェクトを整理統合するか、有料プラン(月数百円)への移行で拡張できます。また無料ではラベルとフィルター機能が使えないため、タグ付けや詳細な抽出ができません。さらにリマインダー通知も無料版ではオフになっています(期日付きタスクを設定しておけば当日アプリ内で表示はされますが、プッシュ通知はプレミアムのみ)。このように高度な機能の一部は有料ですが、逆に言えば「タスクを登録・完了していく」基本機能は無料で十分快適に使えます。まず無料で試し、物足りなく感じたらアップグレードを検討すると良いでしょう。
スマホアプリはTodoistの強みの一つです。iOS・Androidいずれのアプリも動作が軽く最適化されており、ウィジェットからサッとタスクを確認・追加することもできます。オフラインでもアプリに入力した内容はローカル保存され、オンライン復帰時に自動同期されるため、常にネット接続できない環境でも安心です。音声アシスタントと連携して「○○に明日10時に〜してと登録して」と話しかけてタスク登録することも可能で、スマホとの相性は抜群でしょう。
日本語対応について、インターフェースはほぼ完全に日本語化されています。タスク名なども日本語で問題なく扱えます。前述の通り日付の自然言語入力も日本語で一応可能です。ただしサポートは基本英語(開発元は海外)となります。ただ国内でもユーザーが多いため、ネット上に日本語の情報(使い方解説記事やQ&A)が豊富にあり、困ったときは検索すれば大抵の疑問は解決するはずです。
総じてTodoistは「シンプルな操作感でありながら、後からもっとやりたくなった時に応えてくれる」懐の深いツールです。最初はチェックリストとして使い、慣れたらラベルで整理したり自動化したりと段階的に活用範囲を広げられます。初めてのタスク管理アプリに迷っている方にはまず候補に入れて間違いない定番と言えるでしょう。
Asana(アサナ) – チームでも使える洗練された管理ツール
Asanaはもともとビジネス向けのプロジェクト管理ツールとして登場し、現在では個人から大企業まで幅広く使われています。使いやすさの面では、非エンジニアや初心者にも配慮されたデザインが特徴です。プロジェクト内のタスクをリスト形式でもカンバン形式でも管理できるため、自分の馴染みやすい方法で始められます。たとえば最初はシンプルなリストでタスクをずらっと書き出し、進捗管理が必要になってきたらボードビューに切り替える、といった柔軟な使い方が可能です。このように徐々に使いこなせるので、「カンバン方式が初めて」という方でも抵抗感が少ないでしょう。
デザイン・視認性について、AsanaのUIはカラフルで見た目にも楽しい要素があります。タスク完了時に画面上をユニコーンやイルカのイラストが飛ぶ演出は有名で、作業の達成感を演出してくれます。一方で画面レイアウト自体はプロジェクト名やタスク名、担当者、期日などが表形式で整然と並び、非常に見通しが良いです。プロジェクト全体像を把握しやすく、ガントチャート(タイムライン表示)ではタスクの期間と進捗が一目瞭然です。カンバンボードではカードに必要情報がコンパクトに表示され、どのタスクがどの段階かを視覚的につかめます。全体的に情報量は多いのにゴチャつかないデザインの巧みさがあり、「さすが世界中で使われているツールだな」と感じさせます。
機能面は非常に充実しています。基本的なタスク項目(担当者、期限、説明、コメント、ファイル添付等)はもちろん網羅。タスクにはチェックリスト形式でサブタスクを作成でき、階層的な管理も可能です。特筆すべきは、1つのタスクを複数のプロジェクトに所属させることができる点です。例えば「新製品発表会」というタスクを「マーケティングプロジェクト」と「営業プロジェクト」の両方に置いて進捗を共有するといったことが簡単にできます。これは他のToDoツールにはあまりない柔軟性です。またチームコラボレーション機能も豊富で、各タスクごとにコメント欄で議論したり、プロジェクトごとにメッセージ掲示板(会話機能)があったりします。「いいね!」ボタンで手軽に相手の投稿に反応できるのも地味ながら便利です。
さらに他サービスとの連携も多数用意されています。GoogleカレンダーやOutlookと同期してスケジュール管理を強化したり、Slackと連携してタスクの更新通知を飛ばしたりといったことが公式連携で可能です。Asana自身もAPIを公開しているため、サードパーティ製の連携ツールやプラグインも数多く存在します。これによりカスタマイズ性も高く、自社のワークフローに合わせた使い方が追求できます。
無料プランでもAsanaは太っ腹な機能を提供しています。1つのワークスペース(組織)内で15人までのメンバーを招待して使うことが可能で、小規模チームであれば無料でも十分プロジェクト管理が行えます。タスクやプロジェクトの数に制限はなく、ストレージ容量も無制限です。無料で使える主要機能として、リスト・ボード・カレンダー各ビューでのタスク管理、期限や担当の設定、基本的なコラボレーション(コメント等)は一通りカバーされています。ただしタイムライン(ガントチャート)表示やカスタムフィールドなど高度な管理機能、タスクの依存関係設定、ルール自動化、上位目標OKR機能などは有料プラン限定となります。とはいえ、そこまで踏み込まない範囲であれば無料でも不自由は感じないでしょう。プロジェクト数やタスク数に上限がないため、個人のタスク管理〜小規模プロジェクト運営くらいまでなら無料版でこなせます。
スマホアプリも提供されています。スマホでもタスクの追加・完了チェック・コメント返信程度は快適に行えますが、PC版と比べると画面が簡略化されており(例えばタイムラインはモバイルでは閲覧のみ等)、細かな設定作業はPCのWeb版/デスクトップ版に軍配が上がります。「外出中にタスクの進捗を確認・報告する」用途には便利ですが、本格的なプロジェクト構築はPCで行う方が効率的でしょう。ただ基本的な操作性は統一されているため、日常のタスク消化・確認にはスマホでも問題なく使えます。
日本語対応について、Asanaはかなり早い段階で日本語化が行われました。2019年頃には既にUIがほぼ日本語化されており、現在ではヘルプセンターやガイドも充実した日本語記事が用意されています。国内に支社はありませんが、日本語サポート専任のスタッフがいる代理店経由でサポートを受けることも可能です。公式フォーラムにも日本語カテゴリーがあり、質問を投稿すると他のユーザーやスタッフが日本語で回答してくれるケースもあります。こうした点から、日本のユーザーにとってAsanaの言語面での障壁はほぼ無いと言えます。
まとめると、Asanaは「プロジェクトも含めて体系立ててタスクを管理したい」「チームでタスクを共有し、進捗を見える化したい」というニーズにマッチしたツールです。初心者でも使いやすいUIではありますが、機能が多岐にわたるため最初は基本機能から使い、徐々に他の機能を覚えていくと良いでしょう。非エンジニアのビジネスパーソンでも直感的に操作できる設計なので、仕事でもプライベートでもおしゃれで賢い相棒として活躍してくれるでしょう。
ClickUp(クリックアップ) – 機能盛りだくさんの万能型ツール
ClickUpは比較的新しいツールですが、「一つのアプリで全てを管理する」を掲げるオールインワン型のワークマネジメントツールです。タスク管理だけでなくドキュメント作成、チャット、ホワイトボード、さらにはAIを使った自動処理まで何でも詰め込まれており、その機能豊富さは群を抜いています。まさに「ClickUpさえあれば他はいらない」と言えるほどですが、その反面、初心者にとっては機能が多すぎて圧倒される可能性があります。
使いやすさの観点では、正直ClickUpはやや上級者向きと言えます。多機能ゆえに学習コストが高く、使いこなすまでに時間がかかるツールです。実際、「最初に画面を開いたとき、ボタンやメニューがいっぱいで何から始めれば良いか迷った」という声もあります。またインターフェースは基本的に英語表示で、メニューや設定が英語中心な点も日本人初心者にはハードルです。「UIが英語で情報量も多いので、慣れるまでは『どこに何があるか分かりづらい』と感じやすい」と公式も指摘しているほどです。そのため、最初から全機能を使おうとせず、タスク管理など基本部分から段階的に利用するのがコツとされています。実際、ClickUp自体もテンプレート機能や各機能のON/OFF設定(不要な機能は隠せる)があるので、最初はシンプルに使える工夫は用意されています。
デザイン面では、モダンでスタイリッシュですが表示項目が非常に多いため初期状態では少し圧迫感があります。ユーザー自身でレイアウトやテーマカラーをカスタマイズできるので、自分流に見やすく整理していくと良いでしょう。例えば使わない機能はサイドメニューから非表示にしたり、ボード表示やリスト表示など好みのビューをデフォルトに設定したりと、柔軟に調整可能です。情報密度が高いツールゆえに視認性を確保するにはカスタマイズ前提という印象ですが、一度整えれば必要な情報を一画面に集約できる利点もあります。
機能の充実度は他の追随を許しません。タスク管理に関して言えば、リスト表示・カンバンボード・カレンダー・タイムライン(ガントチャート)・マインドマップなどあらゆる視点でタスクを管理できます。タスクにはチェックリストやサブタスク、期日や担当はもちろん、独自のカスタムフィールドを追加して自由な項目で管理することもできます。さらにプロジェクト目標の進捗管理や、時間追跡(作業時間のタイムトラッキング)、チャットによるコミュニケーション、ホワイトボード上でのアイデア出しなど、「プロジェクト運営に必要な機能は全部入り」と言って過言ではありません。最近では内蔵のClickUp AIで会議メモの自動要約やタスク自動生成など、最新技術も盛り込まれています。
無料プラン(Free Forever)でも、その一端を十分試すことができます。無料でもタスク数無制限で利用可能であり、メンバー数も制限なくワークスペースに招待できます(※ただしゲストユーザーの無料招待は5人まで等の細かい条件あり)。主要機能も概ね使えますが、いくつかの制限事項があります。例えばストレージ容量は100MBまで、ガントチャートビューやダッシュボードの一部機能、そして自動化(ワークフロー自動処理)の実行回数に上限が設けられています。本格的にチーム全体で運用するには機能不足に感じる場面もあるため、その場合は有料プラン(UnlimitedやBusinessプラン)へのアップグレードが推奨されています。しかし個人で試してみる分には無料でも非常に多機能で、「無料でここまで使えるの?」と驚くほどでしょう。
スマホアプリもありますが、評価としては「機能が多すぎてモバイルでは扱いにくい」という声が散見されます。最近のバージョンでアプリは改善されつつありますが、PC版ですら情報量が多いClickUpを小さな画面で操作するのはどうしても限界があります。スマホでは通知を確認したり簡単なタスクのチェックをする程度に留め、腰を据えての作業はPCで行うのが現実的かもしれません。ただ、移動中に思いついたアイデアをタスクとしてメモするくらいであれば問題なく利用できます。
日本語対応について、残念ながら完全対応はまだです。インターフェースの表示言語は2023年頃まで英語のみでしたが、その後一部メニューが日本語化されました。ただ「一部英語が残ることもある」という程度で、まだメインは英語表記です。公式ドキュメントも英語が主で、日本語の情報は有志翻訳やブログ記事に頼る状況です。開発元も日本語対応の重要性は認識しており改善の可能性はありますが、2025年時点では「英語に抵抗がないユーザー向け」のツールと言えるでしょう。英語が苦手な方は、Chromeブラウザの自動翻訳機能などを駆使して操作することになります。
以上を踏まえると、ClickUpは「多少時間をかけても良いから最高に多機能なツールを使いこなしたい」「将来的にチームで情報を一元化して業務効率を飛躍的に上げたい」と考えるユーザーに向いています。逆に言えば、「簡単にタスク管理できれば十分」という初心者にはオーバースペックかもしれません。まずは無料プランで実際に触れてみて、自分のニーズに合うかどうか試してみると良いでしょう。
Microsoft To Do(マイクロソフト トゥードゥ) – シンプルで手軽な純正タスク管理
Microsoft To Doは、その名の通りMicrosoft社が提供するタスク管理アプリです。WindowsパソコンやOutlookとの親和性が高く、「もともとWindowsに入っていたから使ってみた」という初心者も多いでしょう。使いやすさの点では、本記事で紹介する中でもトップクラスにシンプルです。やることリストを項目として追加し、完了したらチェックを入れる——紙のメモ帳でチェックリストを作るのと操作感はほとんど変わりません。「My Day(今日の日付)」機能に今日やるタスクが表示されるので、毎朝アプリを開けばその日の予定がひと目で分かります。余計な機能が少ない分戸惑う要素がなく、ITに不慣れな人でも容易に使いこなせるでしょう。
デザインも無駄を省いたスッキリしたものです。画面はシンプルなリスト形式で、「今日」「重要」「予定あり」といった既定のリストや、自分で作成した任意のリストがサイドバーに並びます。選択したリスト内にタスクが箇条書きで表示され、各タスクの右側には期日や繰り返しマーク、星印(重要マーク)など必要最低限の情報だけがアイコン表示されます。全体的に文字が大きめで視認性が高く、画面レイアウトも直感的です。「まずこれにチェックを入れれば完了になるな」とすぐ分かるでしょう。デザインテーマとしてカラフルな背景画像を設定することもでき、シンプルながら味気なくならない工夫もされています。
機能の豊富さという点では、他の多機能ツールと比べると控えめです。しかしToDo管理に必要な基本機能はしっかり揃っています。具体的には、各タスクに期限日と通知時間を設定しておけば、指定時刻にリマインダーでお知らせしてくれます。また繰り返しタスクも可能で、毎週・毎月・毎年○日に自動でタスクを再発行することができます。タスクごとにメモを書けるメモ欄や、サブタスクに相当する**「手順」**(チェックリスト)を作る機能もあります。これにより「買い物リスト」タスクの中に買う物の一覧を箇条書きしたり、小さな作業をチェックリストで管理したりできます。さらにMicrosoft To Do最大の特徴は、OutlookやMicrosoft 365との連携でしょう。Outlook上でフラグを付けたメールが自動的にTo Doの「追跡リスト」にタスクとして入ってきたり、Outlookカレンダーの予定からタスクを起こしたりできます。Windowsユーザーであれば、PCのスタートメニューにTo Doがピン留めされていてワンクリックで開けるなど、Microsoft製品との統合がスムーズです。
無料プランという概念はなく、最初から最後まで完全無料で全機能が使えます。Microsoftアカウントさえ持っていれば追加料金は一切不要です(Microsoft 365の一部ではありますが、To Do単体で課金されることはありません)。したがって、無料ゆえの制限事項というものも特にありません。強いて言えばストレージ容量やタスク件数に上限は設けられている可能性はありますが、通常の使い方で支障が出るほどの制約はないでしょう。「無料だとここが使えない…」というストレスとは無縁なのは嬉しいポイントです。
スマホアプリも非常によくできています。iPhoneでもAndroidでも、アプリをインストールしてMicrosoftアカウントでログインすれば即座にPCと同期され、家でも外出先でも同じタスク一覧を確認・編集できます。動作も軽快で、タスクの追加や完了チェックもサクサク行えます。リマインダー通知はスマホにも飛んでくるため、うっかり予定を忘れる心配も減るでしょう。オフライン環境でも直近のタスクリストは端末にキャッシュされているので閲覧・チェックは可能で、オンライン復帰時に変更がクラウドに反映されます。総じてモバイルとの相性も良く、隙のない作りと言えます。
日本語対応に関しては、Microsoft製品ということもあり最初から完全に日本語化されています。OSや端末の言語設定に従って日本語UIで利用でき、ヘルプドキュメントも公式サイトに日本語が用意されています。困った時はMicrosoftのサポートページやコミュニティで日本語の質問・回答を見ることもできますし、安心感が違います。またWindows 10以降では標準アプリとして付属している場合も多いので、「そもそもインストールの仕方が分からない」といった心配も少ないでしょう。
総合すると、Microsoft To Doは「とにかくシンプルでいいから手軽にタスク管理を始めたい」という初心者に最適です。余計な機能や設定項目に悩まされることなく、思い立ったらすぐリストを作って書き込めます。特に普段からWindowsやOutlookを使っている方には自然に溶け込むツールでしょう。反面、大規模プロジェクトの管理など高度なことはできませんが、家庭でのToDo管理や個人の日課管理には必要十分です。
初心者にはどのツールがおすすめ? – タイプ別の提案
ここまで主要な6ツールの特徴を見てきましたが、「結局、自分にはどれが合うの?」と迷われるかもしれません。最後にユーザーのタイプ別に、どのツールがおすすめかをまとめます。
- 「とにかく簡単に始めたい!」という超初心者 … Microsoft To Doが断然おすすめです。余計な設定不要で、思いついたタスクをすぐ書き留められます。買い物リストや家事の予定など、日常の用事管理から始めてみましょう。WindowsPCやスマホとの連携もスムーズなので、「まずはタスク管理に慣れたい」という方にピッタリです。
- 「シンプルだけど将来的にもう少し高度な管理も試したい」初心者 … Todoistが合っています。最初はチェックリストアプリ感覚で使えますが、慣れてきたらタグ付けやフィルター、ボードビューなど徐々に活用範囲を広げられます。無料でもかなり使えますし、初心者から中級者へのステップアップにうまく寄り添ってくれるでしょう。
- 「視覚的なボードで楽しく管理したい」人 … Trelloがベストです。カンバン方式の分かりやすさと、カードを動かす直感的な操作で、ゲーム感覚でタスク整理ができます。家族やチームで共同利用する際もシンプルで共有しやすく、「まずはボードで見える化したい」というニーズに応えます。
- 「仕事のプロジェクトも兼ねて、本格的に使いたい」人 … Asanaがおすすめです。タスクとプロジェクトを体系立てて管理でき、チームの進捗共有にも向いています。ビジネスライクな機能が充実していますがUIは洗練されているため、初心者でも基本操作はすぐ習得できます。将来的に仕事のプロジェクト管理に発展させたい場合にも有用です。
- 「自分好みにカスタマイズして管理したいクリエイティブ派」 … Notionが向いています。タスク管理と同時に情報整理もしたい人、ツールそのものをいじるのが好きな人には最適です。テンプレートから始めて少しずつ自分仕様に改造していけば、世界で一つだけのマイ・タスク管理空間が出来上がります。創意工夫する楽しさを味わいたい方に。
- 「とことん多機能なツールで効率化を追求したい」上昇志向の人 … ClickUpが候補になります。正直、最初から全て使いこなすのは難しいですが、将来的にプロジェクト管理・ドキュメント管理・チャットなど全部まとめて効率化したいという強い意欲があるなら、触ってみる価値があります。まずは無料版でシンプルにタスク管理として使い、必要に応じて他機能を解放していくと良いでしょう。
最後に、どのツールも無料プランから気軽に試せるので、迷ったらまず実際に触ってみるのが一番です。「百聞は一見にしかず」で、使ってみて初めて分かる相性もあります。今回の比較を参考に、ぜひあなたにピッタリの“相棒”を見つけてみてください。最初は小さな一歩でも、適切なツールを使いこなせば日々の生産性がグッと向上するはずです。あなたのタスク管理デビューを応援しています!










