Contents
Airbnb閲覧数・宿泊予約率が上がる撮影のポイントを全て公開してみた!
今回は、お持ちの宿泊施設の閲覧数・予約率UPにダイレクトに繋がる写真の撮り方を共有します!
とある調査によると、
- ユーザーが予約サイトから施設を見ている時間は平均約30秒で
- この30秒の間では基本的に写真しか見ていないため紹介文などは2の次になっている。(ちなみに次にみられているのは口コミです)
- ゲストが施設閲覧~予約成立までは約1分
と言われていたりするほど、
ゲストは事前に宿泊する部屋を実際には見れないからこそ、写真を見てその部屋に泊まる・泊まらないを判断するので、写真の印象が大事になってきます。
イメージしやすくするために、早速ではありますが、
私が運営している物件のひとつのこのお部屋、
この写真1枚だけアップされていたらお部屋に泊まりたくなるでしょうか。
綺麗な写真を撮っているつもりではありますが、
これだけだといまいち部屋の広さや間取り・設備などの全体感がわからないとおもいます。
そこで、全く同じ部屋でもいろんな角度から撮ったものをアップする。
こんな感じとか、
こんな感じとか。
同じ部屋でも角度を変えて撮ってみるのが大事なことがわかりますよね。
また、同じ角度でも明かりを変えて見たり、
なんとなくこのお部屋の雰囲気・テーマが伝わって泊まりたくなってくるかもしれません。
また、リビングなども同様に、
全体が見えるように広角で撮ってあげたり、
小物や、リネン系も一緒に写してあげるとホテルのような雰囲気が出てオススメです。
それでは実際に意識するとよい写真のポイント・写真の重要性についてご紹介してまいります。
写真の重要性について
先ほどもご紹介したとおり、
写真はユーザーがオンラインで宿泊施設を予約するのを手助けする重要な要因となります。
ユーザーの92%が写真掲載を重視して宿泊施設を予約する傾向にあるとも言われ、
また、大手予約サイトのBooking.comの実験によると、
約24枚の施設写真、4枚の客室写真、および、1枚のバスルーム写真を掲載することが、成約率に大きな効果を挙げることが分かっています。
バスルームは意外かもしれませんが、
大手トイレメーカーであるTOTOの調べだと、訪日外国人が施設に泊まる際に重視する設備が1位のWi-Fiに継ぎ、浴室・トイレだそうです。
《参考》https://jp.toto.com/products/public/machinaka/accommodations/index.htm
そのため、アップロードできる枚数に限度があるOTAサイトでも1枚はトイレ・バスの写真をいれておくのがいいでしょう。
ちなみにBooking.comでは、最も効果的に表示できる横向き(水平)の写真かつサイズが、2048×1536ピクセル(約3.1目がピクセル)の写真をおすすめしています。
撮影すべき箇所・写真の内容
続いて撮影すべき箇所のご紹介です。
記事の最後に撮影箇所一覧も共有いたします。
外観
出典元:コルチナアパートメント
第一印象は重要です。
外観の写真は、検索結果ページを見るゲストの大半にとって一番最初に目に入る写真となります。
現実に見合った正直な写真を掲載することは、ゲストが適切な期待を持つ手助けとなり、またゲストが宿泊施設ページの詳細情報をクリックする可能性が大きくなります。
宿泊施設外観の良質な写真には、ゲストが到着時に宿泊施設を見つけやすくなるという利点もあります。
外観の写真は昼と夜もあるといいですね。
ロビー/フロント
出典元:十宜屋
多くの場合、宿泊施設の個性はロビーやフロントエリア(ゲストに最も多用される共有スペース)に表れます。
ロビーやフロントエリアの写真を掲載することで、閲覧者が到着時の体験や雰囲気を想像しやすくなります。
これらの写真の内容から、ゲストは貴施設到着時に自分が勧化される様子を想像できるようになります。
共用スペース
出典元:十宜屋
併設レストラン、ダイニングルーム、ガーデンテラス、キッチンなどの共有スペースは、ゲストが食事を楽しみリラックスする場所であり、特に注目するエリアのひとつです。
特にインテリアのデザインや雰囲気に力を入れている場合は、ぜひ写真を使って効果的にアピールしましょう!
食事
出典元:十宜屋
朝食や夕食の様子とその内容は、ゲストにとって重要です。
お食事の提供がなかったとしても、カトラリーセットを並べてあげたりなど、
施設内で食事している姿がイメージできるよう食事テーブルの写真があるといいです。
客室
出典元:コルチナアパートメント
客室の写真は最も重要です。
booking.comの調査では、客室写真の無い掲載は見過ごされるケースが非常に多いことが分かっています。
施設の客室写真を効果的に見せるため、客室のスナップショットをあらゆる角度から撮影してください。
また、写真に含めると良いものとして下記
- ユニークな内装・設備
- 特別なレイアウト
- 特別な景観
- 異なるベットタイプ
に対応している施設であれば、
ゲストがその客室に対し何を期待すべきなのかが明確に分かる写真を撮影してください。
出典元:十宜屋
例えば、特別なお風呂がある場合などは是非綺麗に撮ってあげてください。
景観
出典元:コルチナアパートメント
貴施設の客室に景色の良いバルコニーやテラスがある場合は、写真の掲載が成約率アップの鍵になるかもしれません!
ただし、ゲストに適切な期待値を持ってもらうため、写真どおりの景色を確実に提供できる場合のみ掲載するようにしてください。
アクセスマップも入れる。
また、写真一覧の終盤くらいにはアクセスマップも入れてあげるとよいです。
地域のオススメスポットや観光施設の写真も入れる。
また、地域ならではの特徴を表す写真などを最後に入れてあげてもいいですね。
その他:今すぐ使えるテクニック
解像度を上げる
スマートフォンやデジタル一眼レフカメラなど、どのようなカメラを使用する場合でも、必ずそのカメラを最大画像サイズと最高画質に設定してください。
光と明るさ
ここでいう光とは、カメラのフラッシュを使わない自然光のことを指します。
室内の写真撮影には、自然光がたっぷり入る晴れている日をお選びください。
カーテンを全開にし、さらにすべての客室内のライトを点灯してください。
この自然な明るさが、人間の目にとって最も心地よいということが分かっています。
可能な限り、フラッシュは使わないようにしてください。
フラッシュをたくと、画像が平面化して見え、写真の奥行きを消してしまいます。
撮る前のちょっとした演出
シャッターを押す前に、周りを見渡してみましょう。
ベッドは整っていますか?コーヒーテーブルに要らないものは置かれていませんか?
ベッドシーツを少し整えるだけでも、写真の仕上がりに大きな違いが出る場合があります。
ちょっとしたスタイリングや、家具やオブジェをあるべきところに移動するだけで、写真の印象を良くすることができます。
例えば、花瓶に生けた花を少し置くだけでも、白を基調とした部屋を明るく見せることができます。
角から撮影する
構成に関するもう一つのテクニックは、部屋(または設備)の角から撮影することです。
シンプルで効率的な方法ですが、対角線を作ることで、閲覧者の目を焦点に向けることができます。
また写真に奥行き(広く見える)を与えることができます。
合計枚数は掲載上限を目指す。
その他にも、アイロンやシャンプー類・洗剤・Wi-Fiなどの備品の写真や、食器類や家電の写真など。
お部屋にあるものは基本的に写真掲載して、Airbnbやその他の予約サイトにアップできる上限枚数になるべく近づける方が良いです。
写真の点数自体もリスティングのSEO(上位掲載)に関わっていると考えています。
その他:撮影時に気を付けたい細かいポイント
その他の撮影時に考慮したい細かい項目がこちら!
- 共有部の活用(ベッド⇔居間)があるなら両方撮影
- すべてのしわを伸ばす
シーツ・暖簾(アイロンがけ)等 - 掛け布団は足元を織り込んですっきりみせる
- 昼・夜の撮影は必須
※外観だけでなく室内も - 備品やアメニティの撮影も忘れずに
- フロント(ある場合)には本等の備品をおいたり従業員を立たせたりのショットも!
- 近隣施設写真(コンビニ・スーパー・アミューズメント施設等)撮影
- 水周り撮影
- セキュリティ(スマートロックやALSOK)撮影
写真の撮り方が特に上手だと感じる施設ピックアップ
9.9 :十宜屋
9.8 :コルチナアパートメント
撮影ポイント・参考イメージ
最低限必要だと思う撮影箇所と、参考イメージをご紹介します。
まとめ
今回はお持ちの宿泊施設の閲覧数・予約率UPにダイレクトに繋がる写真の撮り方を共有させて頂きました!
ゲストは事前に宿泊する部屋を実際には見れないからこそ、写真を見てその部屋に泊まる・泊まらないを判断します。
参考にしていただき、印象の良い写真が掲載できることを願っております。